やさい広場 ちょっとした工夫とアイデアで楽しむ

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菜園体験記

●紫ブロッコリーの収穫、野菜の甘味

ブロッコリーブロッコリー

さてさて、秋冬野菜収穫の本番です。
チッタファームの屋上菜園に足を運んでみて、野菜の生長を確かめます。
前々回、前回と野菜のトンネルを外しました。(白菜だけトンネルをしています)ブロッコリー類がどうなっているか見てみると、のびのびと生長していましたが、葉にぽつぽつと丸い穴が開いています。小さな芋虫に葉を食われていました。
芽キャベツも葉がちょっと食われています。
幸い大きくなったつぼみは食われておらず、まずは子供の頭ほどの大きさになった紫ブロッコリーを収穫することにしました。
今まで茎ブロッコリーを収穫していましたが、大物のブロッコリーの収穫ははじめて。
房の部分のすぐ下に園芸ハサミを入れて、茎に切れ目を入れました。
葉が多くてなかなかハサミが中に入っていかず。
切れ目を少し入れたところで、両手で折り取りました。
ボクッと折れる音がし、手応えとブロッコリーの重みが伝わり、収穫した~!という実感を得ました。
茎ブロッコリーも収穫したあと、虫除けに害虫忌避剤を散布します。
チッタファームにはニンニク唐辛子液とニームが置いてありますが、ニンニク唐辛子液を選び、薄めて、備え付けの霧吹きで散布しました。
また、同じように備え付けてある固形肥料を、畑の株回り、土の中に混ぜます。
適時、肥料を与えると生長が良いように思います。

カモミール

夏野菜のあとに種をまいた、カモミールの葉が生い茂っていました。
思ったよりも生長が遅く、花が咲かずに終わりそうです。
う~ん、花を摘んでカモミールティーにしようと思ったのに、残念。
カモミールティーは優れたリラックス効果があり、私は相性が良いのか、晩に飲むと、いつも以上によく眠れます。葉を一枚摘んで、匂いを嗅ぐと、カモミールの香りがほのかにしました。

収穫した紫ブロッコリー、茎ブロッコリーは自宅ですぐに茹でて、マヨネーズと鰹節で和えて食べました。
スーパーで売っているブロッコリーに比べて、味が濃く、甘いです。
自分で野菜を育てて気付くのは、スーパーで売っている野菜のほとんどが味と香りが薄いこと。流通の段階で味が抜けてしまうのかな?
山菜にしても、山で採ったものとスーパーで売っているものは、別物に思えます。まぁ、山菜に関しては栽培品ではありますが。
とりたて野菜は、新鮮であるがゆえに、シンプルな調理法がおいしいです。
素人菜園でつくったものがこれだけおいしいのですから、プロの農家の方がつくった野菜をとりたてで食べたら、どれほどおいしいのでしょうか。ついつい便利さを優先して、いつでも買える状態をよしとしがちですが、せっかくのおいしい野菜が、便利さと引き換えにおいしくなくなっているとしたら、少しばかり残念なことです。
そして、そんなことを考えるきっかけになったのも、自分の手で野菜をつくったからであり、今の自分の食を見直すためにも、野菜づくりというのは良いものだと改めて思いました。

●ジャガイモ、白菜、ロマネスコができた!

ジャガイモ

続いて、秋冬野菜の収穫が続きます。
前回訪問から間をおいて、菜園を訪れるとジャガイモの地上部が枯れています。
水枯れしてしまったのだろうか?慌てて、地下部がどうなっているか手で掘ってみると、大きなジャガイモがあらわれました。収穫にじゅうぶんな大きさに育っています。
スコップを持ち、地面を掘ってみると、ゴロゴロとジャガイモが掘れました。
秋植え用のジャガイモを3株植えて、収穫できたのが大、小あわせて16個!
我ながら、とてもズボラな農法です。
手間ひまかけてとは決していいがたいのですが、とにかくジャガイモはできました。こんなにテキトーな育て方でもできたのですから、もっと手間ひまをかけて育てられる方は、もっと収穫できるのかもしれません。
後で詳しい方に聞いたところ、大きいジャガイモだけ外して、小さいジャガイモは土に戻して大きくなるまで待った方がよいとのこと。
もう掘ってしまいました!掘る前に聞きたかったです。ホント

白菜ロマネスコ

また、寒さよけと球結しやすいように外側の葉を麻縄で軽く縛っていた白菜。
これも無事に丸く大きく育っていたので、収穫しました。
軽く調べたところ、麻縄で縛ったからといって球結するわけではないようですが、自宅近所にある農家の畑で、白菜を麻縄で縛っているのを見て、大体同じようなタイミングでやってみました。
気持ち的にはプロの技を盗んだ気分です。
因果関係はよくわからないのですが、とにもかくにも白菜もきちんと大きく丸くなりましたので、収穫します。
よいしょと引き抜くと、根はそれほど深くなく、カンタンに収穫できました。
しかし、重い!持ち帰れるのだろうかと思うほどの重さです。
苗から2株植え、2株とも順調に収穫できました。
白菜だけ最後までトンネルに入れ、害虫忌避剤を散布したのが功を奏したのか、虫に食われてもいません。
ロマネスコも程よい大きさに育っていたので、園芸バサミで収穫しました。
紫ブロッコリーと同様、ハサミで茎に切れ目を入れ、両手で折りとります。
ポキンとカンタンに折れ、ロマネスコの重みが手のひらに伝わりました。
ブロッコリー類は収穫する時に、どうしても首の骨を折る、頭を収穫するイメージが浮かびますが、私だけでしょうか??
きれいにみっちりつぼみができ、造形がユニークで面白いです。

白菜、ジャガイモ、ロマネスコ、茎ブロッコリーと収穫し、今までで一番多い収穫物になりました。袋に入れ両手で抱えると、まるで赤ん坊を抱いているような...、いや、それ以上の重さです。しかし、これらを育てたかと思うと、嬉しい重さでもあります。
ジャガイモは家に帰り、すぐに茹でて塩だけで食べました。
甘く、味が濃いです。ただ、品種のせいか、普段スーパーで買って食べているジャガイモよりも、実が固くしまっている感じがしました。
もっとホクホクしているとおいしいのですが。
それから、ワカメとジャガイモの味噌汁をつくりました。
やはり味が濃いのがおいしく、また自分でつくったのだと思えば、おいしさもひとしおです。
茹でて、味噌汁に使ってもまだまだあります。
じゃがバターにしても、ジャーマンポテトにしても、ジャガ餅にしてもおいしいでしょう。
私の好きなレシピは、ジャガイモを細切りして、コンビーフと炒め、塩こしょうしたものです。カンタンですが冷めてもおいしく、酒の肴にぴったりです。
ロマネスコ、茎ブロッコリーは茹でて、マヨネーズで和えて、白菜は浅漬け、鍋の具、炒め物と何にでも使えます。
そしてどんな料理に使うにしても、自分が育てて作ったことが、何よりの味の決め手にもなります。

木谷美咲(きや・みさき)
木谷美咲(きや・みさき)